先日、映画「すずめの戸締り」を観てきました。
タイトルだけみると面白くなさそうに感じるかもしれないですが、とても面白い映画でした。
映画の冒頭からタイトルバックまでのいわゆるエピローグの部分で、「これは何がおこっているんだろう…」という気持ちがザワザワするような、不安を煽るような感じですぐに引き込まれました。
緊迫感のあるシーンと心の和むシーンが交互にきて、最後まで飽きさせないテンポでした。
ストーリーもよかったのですが、迫力ある主人公の活躍シーンや細部までこだわった町の背景、どこまでも美しい自然の織りなす風景など、やはり映像美がすごかったです。
この映画は東日本大震災が下地にあるのですが、監督もここに踏み込むのはやはりかなりしんどかったと思います。
なんとういか現実ではどうしようもできない理不尽な災害とか、悲しい運命とか、そういったものを作品の中だけでも変えられたらという願いが込めれているのではないかと感じました。