ページが見つかりませんでした – 尾西行政書士事務所 https://onishi-gyosei.com 大阪の建設業許可申請代行なら尾西行政書士事務所へ Thu, 21 Mar 2024 05:48:07 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://onishi-gyosei.com/wp-content/uploads/2021/02/cropped-ONISHI-ロゴ3-32x32.jpg ページが見つかりませんでした – 尾西行政書士事務所 https://onishi-gyosei.com 32 32 消防施設工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/21/%e6%b6%88%e9%98%b2%e6%96%bd%e8%a8%ad%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/ Thu, 21 Mar 2024 05:48:06 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5207

建設業許可業種には「消防施設工事」という業種があります。 消防施設工事の定義とは まず、消防施設工事の定義についてみていきたいと思います。 〈消防施設工事とは〉火災警報設備、消火設備、避難設備若しくは消火活動に必要な設備 […]]]>

建設業許可業種には「消防施設工事」という業種があります。

宇佐山さん

消防施設工事って、消火施設に関する工事のことですか?

尾西行政書士

そうです、他にも火災警報設備の工事や、避難設備の工事などが挙げられます

宇佐山さん

では、消防施設工事について詳しくおしえてもらえますか?尾西先生

尾西行政書士

わかりました、今回は消防施設工事について詳しく解説します

消防施設工事の定義とは

まず、消防施設工事の定義についてみていきたいと思います。

〈消防施設工事とは〉
火災警報設備、消火設備、避難設備若しくは消火活動に必要な設備を設置し、又は工作物に取付ける工事

宇佐山さん

やはり消防施設に関する工事になるのですね

尾西行政書士

その通りです

消防施設工事の具体例と工事区分について

消防施設工事の具体例は以下のようなものになります。

〈消防施設工事の具体例〉
・屋内消火栓設置工事
・スプリンクラー設置工事
・水噴霧、泡、不燃性ガス、蒸発性液体又は粉末による消火設備工事
・屋外消火栓設置工事
・動力消防ポンプ設置工事
・火災報知設備工事
・漏電火災警報器設置工事
・非常警報設備工事
・金属製避難はしご、救助袋、緩降機、避難橋又は排煙設備の設置工事

工事区分の考え方
●「金属製避難はしご」とは、火災時等にのみ使用する組立式のはしごであり、ビルの外壁に固定された避難階段等はこれに該当しない。したがって、このような固定された避難階段を設置する工事は『消防施設工事』ではなく、建築物の躯体の一部の工事として『建築一式工事』又は『鋼構造物工事』に該当する。
●『機械器具設置工事』には広くすべての機械器具類の設置に関する工事が含まれるため、機械器具の種類によっては『電気工事』、『管工事』、『電気通信工事』、『消防施設工事』等と重複するものもあるが、これらについては原則として『電気工事』等それぞれの専門の工事の方に区分するものとし、これらいずれにも該当しない機械器具あるいは複合的な機械器具の設置が『機械器具設置工事』に該当する。

宇佐山さん

避難階段の設置工事は消防設備工事には該当しないのですね

尾西行政書士

避難階段の設置工事は建築一式工事か鋼構造物工事に該当するので、覚えておくといいですね

消防施設工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、消防施設工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の消防施設工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・消防法の甲種消防設備士
・消防法の乙種消防設備士

【実務経験】
・実務経験では専任技術者になれない

消防施設工事に関しては、消防法の規定により、無資格者の実務経験が認められないので、専任技術者になれるのは資格者のみです。

<特定許可の消防施設工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
 ・資格のみでは専任技術者になれない
※消防施設工事に関しては、資格のみでは特定の選任技術者にはなれず、指導監督的実務経験が必要になります。
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、消防施設工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

宇佐山さん

消防施設工事に関しては、実務経験だけで専任技術者になることはできないんですね

尾西行政書士

はい、消防施設工事で専任技術者になる場合は、原則、消防法の消防設備士の資格が必要です

尾西行政書士

なお、特定許可の選任技術者になる場合は、消防設備士の資格+2年以上の指導監督的実務経験が必要になります

まとめ

<まとめ>
・消防設備工事とは、火災警報設備、消火設備、避難設備若しくは消火活動に必要な設備を設置し、又は工作物に取付ける工事
・「金属製避難はしご」とは、火災時等にのみ使用する組立式のはしごであり、ビルの外壁に固定された避難階段等はこれに該当しない。したがって、このような固定された避難階段を設置する工事は『消防施設工事』ではなく、建築物の躯体の一部の工事として『建築一式工事』又は『鋼構造物工事』に該当する。
・消防施設工事で専任技術者になる場合は、原則、消防法の消防設備士の資格が必要
・特定許可の選任技術者になる場合は、消防設備士の資格+2年以上の指導監督的実務経験が必要

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
水道施設工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/19/%e6%b0%b4%e9%81%93%e6%96%bd%e8%a8%ad%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/ Tue, 19 Mar 2024 03:19:31 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5184

建設業許可業種には「水道施設工事」という業種があります。 水道施設工事の定義とは まず、水道施設工事の定義についてみていきたいと思います。 〈水道施設工事とは〉上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造す […]]]>

建設業許可業種には「水道施設工事」という業種があります。

れと川さん

水道施設工事って水道の配管工事とかですか?

尾西行政書士

上水道の配管設置などは、「管工事」に該当すると思います

れと川さん

なるほど、では水道施設工事について、詳しく教えてもらえますか?

尾西行政書士

はい、今回は水道施設工事について詳しく、解説します

水道施設工事の定義とは

まず、水道施設工事の定義についてみていきたいと思います。

〈水道施設工事とは〉
上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道若しくは流域下水道の処理設備を設置す工事

れと川さん

処理施設の築造などを行うのが、水道施設工事なのですね

尾西行政書士

その通りです

水道施設工事の具体例と工事区分について

建具工事の具体例は以下のようなものになります。

〈水道施設工事の具体例〉
・取水施設工事
・浄水施設工事
・配水施設工事
・下水処理設備工事

工事区分の考え方
● 上下水道に関する施設の建設工事における『土木一式工事』、『管工事』及び『水道施設工事』間 の区分の考え方は、公道下等の下水道の配管工事及び下水処理場自体の敷地造成工事が『土木一式工事』であり、家屋その他の施設の敷地内の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事が『管工事』であり、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』である。なお、農業用水道、かんがい用配水施設等の建設工事は『水道施設工事』ではなく『土木一式工事』に該当する。 し尿処理に関する施設の建設工事における『管工事』、『水道施設工事』及び『清掃施設工事』間 の区分の考え方は、規模の大小を問わず浄化槽(合併処理槽を含む。)によりし尿を処理する施 設の建設工事が『管工事』に該当し、公共団体が設置するもので下水道により収集された汚水を処理する施設の建設工事が『水道施設工事』に該当し、公共団体が設置するもので汲取方式により収集されたし尿を処理する施設の建設工事が『清掃施設工事』に該当する。

れと川さん

う~ん、他の工事との区分が難しいですね…

尾西行政書士

他の工事との区分は次の段落から説明していきます

水道施設工事と土木一式工事の違い

工事の中には水道施設工事か、土木一式工事か判断の難しいものがありますが、公道下等の下水道の配管工事及び下水処理場自体の敷地造成工事が『土木一式工事』であり、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』となっています。

似たような工事ですが、公道下の配管工事や下水道処理場の敷地造成工事は土木一式工事、上下水道の施設自体を築造するのが水道施設工事だと覚えておくとわかりやすいと思います。

土木一式工事 →公道等を掘り返し、下水道の配管工事及び下水処理場自体の敷地造成をする工事

水道施設工事 →上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事

れと川さん

管工事との違いはどうなんでしょう?

尾西行政書士

次の段落で説明しますね

水道施設工事と管工事の違い

水道施設工事と管工事については、家屋その他の施設の敷地内の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事が『管工事』であり、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』となっています。

ざっくり言うと、管工事が排水小管を設置する工事であるのに対し、水道施設工事が処理設備自体を築造、設置する工事です。

管工事 →家屋等の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事

水道施設工事 →上水道等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事

れと川さん

管工事は配管工事を行い、水道施設工事は施設や設備を築造する工事なんですね

尾西行政書士

その通りです

水道施設工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、水道施設工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の水道施設工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・一級土木施工管理技士
・二級土木施工管理技士(土木)
・技術士法の上下水道・総合技術監理(水道)
・技術士法の上下水道「上水道及び工業用水道」総合技術監理(水道「上水道及び工業用水道」)
・技術士法の衛生工学「水質管理」総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
・技術士法の衛生工学「廃棄物管理」または「汚物処理」総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」) 

【実務経験】
・水道施設工事に関して、10年以上の実務経験がある場合
※実務経験については、土木工学、建築学、機械工学、都市工学、衛生工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮される

<特定許可の水道施設工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・一級土木施工管理技士
・技術士法の上下水道・総合技術監理(水道)
・技術士法の上下水道「上水道及び工業用水道」総合技術監理(水道「上水道及び工業用水道」)
・技術士法の衛生工学「水質管理」総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
・技術士法の衛生工学「廃棄物管理」または「汚物処理」総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」) 

【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、水道施設工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

れと川さん

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の水道施設工事の専任技術者になることができるのですね

尾西行政書士

特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
水道施設工事とは、上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道若しくは流域下水道の処理設備を設置す工事
・公道下等の下水道の配管工事及び下水処理場自体の敷地造成工事が『土木一式工事』であり、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』となる
・家屋その他の施設の敷地内の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事が『管工事』であり、上水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する工事が『水道施設工事』となる
・2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の水道施設工事の専任技術者になることができる

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
建具工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/13/%e5%bb%ba%e5%85%b7%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%aa%e3%81%a9/ Wed, 13 Mar 2024 02:12:16 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5165

建設業許可業種には「建具工事」という業種があります。 建具工事の定義とは まず、建具工事の定義についてみていきたいと思います。 〈建具工事とは〉工作物に木製又は金属製の建具等を取付ける工事 建具工事の具体例について 建具 […]]]>

建設業許可業種には「建具工事」という業種があります。

ナツメグ夫人

そもそも建具って何のことを指すのかしら?

尾西行政書士

建具とは一般的には部屋の仕切りや外部との仕切りに用いる、開け閉めできる戸・障子・襖・窓などを指します

ナツメグ夫人

あら、そうなの、じゃあ、建具工事について詳しく教えてくださらない? 尾西先生

尾西行政書士

はい、今回は建具工事について詳しく解説します

建具工事の定義とは

まず、建具工事の定義についてみていきたいと思います。

〈建具工事とは〉
工作物に木製又は金属製の建具等を取付ける工事

ナツメグ夫人

建具は金属も木製のものも含むのね

尾西行政書士

次の段落では工事の具体例についてみていきます

建具工事の具体例について

建具工事の具体例は以下のようなものになります。

〈建具工事の具体例〉
・金属製建具取付け工事
・サッシ取付け工事
・金属製カーテン
・ウォール取付け工事
・シャッター取付け工事
・自動ドアー取付け工事
・木製建具取付け工事
・ふすま工事

※サッシとはガラス窓に使われる金属製の窓枠のこと

ナツメグ夫人

建具と言ってもいろいろあるのね、ところで内装工事とはどのような違いがあるのかしら?

尾西行政書士

内装工事との違いは次の段落で説明しますね

建具工事と内装工事の違い

建具工事と内装仕上工事の違いについてですが、建具工事がサッシ取付工事やドア取付工事、窓取付工事などの開け閉めできる部品の取り付けを行うことが多い工事であるのに対して、内装仕上工事は、インテリア工事、天井仕上工事、床仕上工事など、建物内部の床・壁・天井表面の仕上げ工事を指す事が多いという違いがあります。

建具工事…サッシ取付工事やドア取付工事、窓取付工事など、開け閉めできる部品の取り付けを行う工事が多い

内装仕上工事…インテリア工事、天井仕上工事、床仕上げ工事など、建物内部の床・壁・天井表面の仕上げ工事を指す事が多い

ナツメグ夫人

建具工事と内装工事では、工事の内容が違うのね

尾西行政書士

違いを覚えておくといいでしょう

建具工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、建具工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の建具工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・一級建築施工管理技士
・二級建築施工管理技士(仕上げ)
・職業能力開発促進法の建具製作
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
・職業能力開発促進法の建具工
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
・職業能力開発促進法の木工(選択科目「建具製作作業」)
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
・職業能力開発促進法のカーテンウォール施工
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
・職業能力開発促進法のサッシ施工
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・建具工事に関して、10年以上の実務経験がある場合
※実務経験については、建築学、機械工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮される

<特定許可の建具工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・一級建築施工管理技士
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、建具工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

ナツメグ夫人

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の建具工事の専任技術者になることができるのね

尾西行政書士

特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
・建具とは一般的には部屋の仕切りや外部との仕切りに用いる、開け閉めできる戸・障子・襖・窓などを指す
・建具工事とは工作物に木製又は金属製の建具等を取付ける工事を言う
・建具工事がサッシ取付工事やドア取付工事、窓取付工事などの開け閉めできる部品の取り付けを行うことが多い工事であるのに対して、内装仕上工事は、インテリア工事、天井仕上工事、床仕上工事など、建物内部の床・壁・天井表面の仕上げ工事を指す事が多いという違いがある
・2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の建具工事の専任技術者になることができる

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
さく井工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/12/%e3%81%95%e3%81%8f%e4%ba%95%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%aa/ Tue, 12 Mar 2024 05:59:13 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5157

建設業許可業種には「さく井工事」という業種があります。 さく井工事の定義とは まず、さく井工事の定義についてみていきたいと思います。 〈さく井工事とは〉さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又はこれらの工事に伴う揚 […]]]>

建設業許可業種には「さく井工事」という業種があります。

猫屋敷さん

そもそも「さく井」って何のこと?

尾西行政書士

さく井(さくせい)とは井戸を掘ること(特に深い井戸)のことで、さく井機械を使って地面に穴を掘っていき地下水をくみあげることをいいます

猫屋敷さん

へえ、じゃあ、さく井工事について詳しく教えてくれよ、尾西先生

尾西行政書士

はい、今回はさく井工事について詳しく解説していきます

さく井工事の定義とは

まず、さく井工事の定義についてみていきたいと思います。

〈さく井工事とは〉
さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又はこれらの工事に伴う揚水設備設置等を行う工事

猫屋敷さん

さく井工事は井戸を掘ったりする工事ってことね、井戸の工事以外に具体的な工事ってないの?

尾西行政書士

工事の具体例については次の段落でみていきます

さく井工事の具体例と工事区分について

さく井工事の具体例は以下のようなものになります。

〈さく井工事の具体例〉
・さく井工事
・観測井工事
・還元井工事
・温泉掘削工事
・井戸築造工事
・さく孔工事
・石油掘削工事
・天然ガス掘削工事
・揚水設備工事

※観測井とは、地下水の水位や水質を観測・調査するために掘られた井戸のことを指します。
※還元井とは、地熱井から産出された熱水を地中に戻すための井戸や,発電を終えた蒸気の凝縮水を地下に戻すための井戸を指します。

猫屋敷さん

石油とか、天然ガスの堀削工事もさく井工事になるわけだ

尾西行政書士

その通りです

さく井工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、造園工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可のさく井工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・技術士法の上下水道「上水道及び工業用水道」総合技術監理(水道「上水道及び工業用水道」)
・地すべり防止工事士
※1年以上の実務経験が必要
・職業能力開発促進法のさく井技能士
※二級の場合は3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・さく井工事に関して、10年以上の実務経験がある場合
※実務経験については、土木工学、鉱山学、機械工学、衛生工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮される

<特定許可のさく井工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・技術士法の上下水道「上水道及び工業用水道」総合技術監理(水道「上水道及び工業用水道」)
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、さく井工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

猫屋敷さん

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可のさく井工事の専任技術者になることができるんだな

尾西行政書士

特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
・さく井(さくせい)とは井戸を掘ること(特に深い井戸)のことで、さく井機械を使って地面に穴を掘っていき地下水をくみあげることをい
・さく井工事とはさく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又はこれらの工事に伴う揚水設備設置等を行う工事のこと
・2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可のさく井工事の専任技術者になることができる

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
造園工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/10/%e9%80%a0%e5%9c%92%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%aa%e3%81%a9/ Sun, 10 Mar 2024 02:00:54 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5147

建設業許可業種には「造園工事」という工事の業種があります。 造園工事の定義とは まず、造園工事の定義についてみていきたいと思います。 〈造園工事とは〉整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造 […]]]>

建設業許可業種には「造園工事」という工事の業種があります。

院古部長

造園工事とはどのような工事なのだろうか?

尾西行政書士

庭園や公園を造ったり、建築物の緑化などを行う工事です

院古部長

ほう、そのうなのか、では、そのあたりを詳しく教えてもらえないかな?尾西先生

尾西行政書士

はい、今回は造園工事について詳しく解説します

造園工事の定義とは

まず、造園工事の定義についてみていきたいと思います。

〈造園工事とは〉
整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事

院古部長

具体的にはどんな工事があるんだろうか?

尾西行政書士

次の段落で具体例についてみていきます

造園工事の具体例と工事区分について

造園工事の具体例は以下のようなものになります。

〈造園工事の具体例〉
・植栽工事
・地被工事
・景石工事
・地ごしらえ工事
・公園設備工事
・広場工事
・園路工事
・水景工事
・屋上等緑化工事
・緑地育成工事

工事区分の考え方
●  「植栽工事」には、植生を復元する建設工事が含まれる。
●  「広場工事」とは、修景広場、芝生広場、運動広場その他の広場を築造する工事であり、「園路工 事」とは、公園内の遊歩道、緑道等を建設する工事である。
●  「公園設備工事」には、花壇、噴水その他の修景施設、休憩所その他の休養施設、遊戯施設、便 益施設等の建設工事が含まれる。
●  「屋上等緑化工事」とは、建築物の屋上、壁面等を緑化する建設工事である。
●  「緑地育成工事」とは、樹木、芝生、草花等の植物を育成する建設工事であり、土壌改良や支柱の 設置等を伴って行う工事である。

院古部長

植木の剪定や伐採なども造園工事になるのだろうか?

尾西行政書士

次の段落で説明しますね

造園工事に該当しないもの

造園工事は「整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事」となっていますが、「維持管理、剪定、除草、枝打ち、草刈、伐採、緑地の清掃」などの作業は造園工事に該当しません。

維持管理、剪定、除草、枝打ち、草刈、伐採、緑地の清掃などの作業は造園工事に該当しない

これらの作業だけを行う場合は、そもそも建設業法の工事には該当しませんので、工事経歴書などに誤って記入しないように注意しましょう。

院古部長

なるほど、剪定や伐採は造園工事に該当しないのだね

尾西行政書士

植木を剪定するだけの作業や伐採するだけの作業であれば、そもそも建設業法上の工事には該当しないと考えられます

造園工事と土木工事の違い

造園工事と土木一式工事の違いについてですが、造園工事が「庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化、又は植生を復元する」ということを目的にしているのに対し、土木一式工事では、「ダム、トンネル、道路等の土木工作物を総合的に建設する」ということを目的にしています。

造園工事… 整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により「庭園、公園、緑地等」の苑地を築造し、「道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生」を復元する工事

土木一式工事…総合的な企画、指導、調整のもとにダム、トンネル等の「土木工作物」を建設する工事

少し似ている工事ではありますが、造園工事が公園の築造や緑化などで快適性担うのに対し、土木一式工事がダム、トンネルなどの土木工作物の建設で利便性を担っていると考えることもできるとも思います。

院古部長

ふーむ、造園工事と土木工事では目的が違うわけだ

尾西行政書士

土木工事については、下記のブログで詳しく解説しています

造園工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、造園工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の造園工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・1級造園施工管理技士
・2級造園施工管理技士
・技術士法 建設部門・総合技術監理部門(建設)
・技術士法 建設部門「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理部門(建設「鋼構造及びコンクリート」)
・技術士法 森林部門「林業」・総合技術監理部門(森林「林業」)
・技術士法 森林部門「森林土木」・総合技術監理部門(森林「森林土木」)
・技能検定 造園
 ※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・造園工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、土木工学、建築学、都市工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の造園工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・1級造園施工管理技士
・技術士法 建設部門・総合技術監理部門(建設)
・技術士法 建設部門「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理部門(建設「鋼構造及びコンクリート」)
・技術士法 森林部門「林業」・総合技術監理部門(森林「林業」)
・技術士法 森林部門「森林土木」・総合技術監理部門(森林「森林土木」)

院古部長

特定許可の造園工事では、実務経験は要件に該当しないのだね

尾西行政書士

そうです、造園工事は指定7業種に該当しますので、実務経験では特定許可の専任技術者にはなれません

まとめ

<まとめ>
・造園工事とは、整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事
・「維持管理、剪定、除草、枝打ち、草刈、伐採、緑地の清掃」などの作業は造園工事に該当しない
・造園工事が「庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化、又は植生を復元する」ということを目的にしているのに対し、土木一式工事では、「ダム、トンネル、道路等の土木工作物を総合的に建設する」ということを目的にしている
・造園工事は指定7業種に該当しますので、実務経験では特定許可の専任技術者にはなれない

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
電気通信工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/08/%e9%9b%bb%e6%b0%97%e9%80%9a%e4%bf%a1%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/ Fri, 08 Mar 2024 03:05:16 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5136

建設業許可業種には「電気通信工事」という工事の業種があります。 電気通信工事の定義とは まず、電気通信工事の定義についてみていきたいと思います。 〈電気通信工事とは〉電気通信工事とは、有線電気通信設備、無線電気通信設備、 […]]]>

建設業許可業種には「電気通信工事」という工事の業種があります。

鹿野行政書士

電気通信工事ってどんな工事なんですか?

尾西行政書士

電気通信設備を設置する工事になります

鹿野行政書士

う~ん、今一つイメージがわかないので、詳しく解説してもらえますか、尾西先生

尾西行政書士

わかりました、今回は電気通信工事について解説します

電気通信工事の定義とは

まず、電気通信工事の定義についてみていきたいと思います。

〈電気通信工事とは〉
電気通信工事とは、有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備等の電気通信設備を設置する工事

鹿野行政書士

通信、ネットワークに関する工事なんですね

尾西行政書士

次の段落では具体例についてみていきます

電気通信工事の具体例と工事区分について

電気通信工事の具体例は以下のようなものになります。

〈電気通信工事の具体例〉
・有線電気通信設備工事
・無線電気通信設備工事
・データ通信設備工事
・情報処理設備工事
・情報収集設備工事
・情報表示設備工事
・放送機械設備工事
・TV電波障害防除設備工事

工事区分の考え方
◎既に設置された電気通信設備の改修、修繕又は補修は『電気通信工事』に該当する。なお、保守(電気通信施設の機能性能及び耐久性の確保を図るために実施する点検、整備及び修理をいう。)に関する役務の提供等の業務は、『電気通信工事』に該当しない。
◎『機械器具設置工事』には広くすべての機械器具類の設置に関する工事が含まれるため、機械器具の種類によっては『電気工事』、『管工事』、『電気通信工事』、『消防施設工事』等と重複するものもあるが、これらについては原則として『電気工事』等それぞれの専門の工事の方に区分するものとし、これらいずれにも該当しない機械器具あるいは複合的な機械器具の設置が『機械器具設置工事』に該当する。

鹿野行政書士

電気通信工事は「電気工事」と、どう違うのでしょうか?

尾西行政書士

電気工事との違いは次の段落で説明しますね

電気工事業と電気通信工事業の違い

電気工事業と電気通信工事業の違いについてですが、電気工事は「電気設備」の工事を行い、電気工事通信工事では「通信設備」の工事を行います。

また電力の大きさが違うというのも特徴になります。一般的には、電気工事業は強い電気を扱う工事に対して、電気通信工事業は弱い電気を扱う工事であると言われます。

<電気工事業>
内容:電気設備の工事を行う。
具体例:発電設備工事、電車線工事、証明設備工事、信号設備工事など
電力の大きさ:強い

<電気通信工事業>
内容:通信設備の工事を行う。
具体例:LAN工事、電話工事、放送設備工事、インターホン工事など
電力の大きさ:弱い

鹿野行政書士

なるほど、電気通信工事は電気工事に比べると電力の弱いものを扱う工事なんですね

尾西行政書士

そのように覚えておくといいと思います

電気通信工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、電気通信工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の電気通信工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・一級電気通信工事施工管理技士
・二級電気通信工事施工管理技士
・技術士法の電気電子・総合技術監理(電気電子)
・電気通信事業法の電気通信主任技術者
※5年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・電気通信工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、土木工学、建築学、機械工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の電気通信工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・一級電気通信工事施工管理技士
・技術士法の電気電子・総合技術監理(電気電子)

【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、電気通信工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

鹿野行政書士

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の電気通信工事の専任技術者になることができるのですね

尾西行政書士

そうです、特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

気通信工事施工管理技士とは

電気通信施工管理技士は2019年に新設された資格です。

電気通信工事施工管理技士は、LANケーブルの新設や電波障害の調査、基地局設置など、電話や携帯電話、インターネット等に関わる幅広い工事を行います。

電気通信施工管理技士とは
LANケーブルの新設や電波障害の調査、基地局設置など、電話や携帯電話、インターネット等に関わる工事を行う

電気通信施工管理技士の資格を取得すると電気通信工事の専任技術者や主任技術者、監理技術者等になることが可能です。

1級電気通信施工管理技士 → 特定、一般許可の専任技術者や監理技術者、主任技術者になれる
2級電気通信施工管理技士 → 
一般許可の専任技術者や主任技術者になれる

また電気工事施工管理技士と少し似ていますが、違いとしては、電気工事施工管理技士が電車線工事や非常用電源設備工事などの電力の強い工事を扱う資格に対して、電気通信施工管理技士は、電話やインターネットなどの通信関係の比較的電力の弱い工事を扱う資格です。

電気工事施工管理技士… 電車線工事や非常用電源設備工事などの比較的電力の強い工事を扱う
電気通信施工管理技士… 電話やインターネットなどの通信関係の比較的電力の弱い工事を扱う

まとめ

<まとめ>
・電気通信工事とは、有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備等の電気通信設備を設置する工事
・電気工事は「電気設備」の工事を行い、電気工事通信工事では「通信設備」の工事を行う
・電気通信工事施工管理技士は、LANケーブルの新設や電波障害の調査、基地局設置など、電話や携帯電話、インターネット等に関わる幅広い工事を行う
・電気工事施工管理技士が電車線工事や非常用電源設備工事などの電力の強い工事を扱う資格に対して、電気通信施工管理技士は、電話やインターネットなどの通信関係の比較的電力の弱い工事を扱う資格

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
熱絶縁工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/03/06/%e7%86%b1%e7%b5%b6%e7%b8%81%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%aa/ Wed, 06 Mar 2024 07:00:08 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5119

建設業許可業種には「熱絶縁工事」という工事の業種があります。 熱絶縁工事の定義とは まず熱絶縁工事の定義についてみていきたいと思います。 〈熱絶縁工事とは〉熱絶縁工事とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事 機械器具 […]]]>

建設業許可業種には「熱絶縁工事」という工事の業種があります。

宇佐山さん

「熱絶縁」ってそもそもどういう作業ですか?

尾西行政書士

熱絶縁とは、断熱・保温・保冷・防露等の処置と定義されています

尾西行政書士

簡単に言えば、熱いものは熱いままに、冷たいものは冷たいままに保つための処理と言えます

宇佐山さん

なるほど、じゃあ、熱絶縁工事について、詳しく教えて頂けますか? 尾西先生

尾西行政書士

わかりました、今回は熱絶縁工事について、解説していきます

熱絶縁工事の定義とは

まず熱絶縁工事の定義についてみていきたいと思います。

〈熱絶縁工事とは〉
熱絶縁工事とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事

宇佐山さん

具体的にはどんな工事があるのですか?

尾西行政書士

具体例については次の段落でみていきましょう

機械器具設置工事の具体例

熱絶縁工事の具体例は以下のようなものになります。

〈熱絶縁工事の具体例〉
冷暖房設備
・冷凍冷蔵設備
・動力設備又は燃料工業
・化学工業等の設備の熱絶縁工事
・ウレタン吹付け断熱工事

宇佐山さん

冷暖房設備や、冷凍設備に対して保温や保冷を行う工事なんですね

尾西行政書士

はい、断熱材や板金などの外装材を使って、熱の拡散を防ぐ工事を行っています

熱絶縁工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、熱絶縁工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可の熱絶縁工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
・2級建築施工管理技士(仕上)
・技能検定 熱絶縁施工
※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・熱絶縁工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、土木工学、建築学、機械工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の熱絶縁工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、熱絶縁工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

宇佐山さん

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の熱絶縁工事の専任技術者になることができるのですね

尾西行政書士

そうです、特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
・熱絶縁とは、断熱・保温・保冷・防露等の処置
・熱絶縁工事とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事
・熱絶縁工事では、断熱材や板金などの外装材を使って、熱の拡散を防ぐ工事を行う
・2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の熱絶縁工事の専任技術者になることができる

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
機械器具設置工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/02/28/%e6%a9%9f%e6%a2%b0%e5%99%a8%e5%85%b7%e8%a8%ad%e7%bd%ae%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae/ Wed, 28 Feb 2024 07:41:58 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5105

建設業許可業種には「機械器具設置工事」という工事の業種があります。 機械器具設置工事の定義について まず機械器具設置工事の定義についてみていきたいと思います。 〈機械器具設置工事とは〉機械器具設置工事とは、機械器具の組立 […]]]>

建設業許可業種には「機械器具設置工事」という工事の業種があります。

れと川さん

機械器具設置工事って、工場の機械とかを設置する工事ですよね?

尾西行政書士

そうです、他にも舞台装置設置工事や、サイロ設置工事などもあります

れと川さん

じゃあ、そのあたりを詳しく教えて頂けますか?

尾西行政書士

わかりました、今回は機械器具設置工事について、解説していきます

機械器具設置工事の定義について

まず機械器具設置工事の定義についてみていきたいと思います。

〈機械器具設置工事とは〉
機械器具設置工事とは、機械器具の組立て等により工作物を建設し、又は工作物に機械器具を取付ける工事

れと川さん

具体的にはどんな工事があるのですか?

尾西行政書士

具体例については次の段落でみていきましょう

機械器具設置工事の具体例と工事区分の考え方

機械器具設置工事の具体例は以下のようなものになります。

〈機械器具設置工事の具体例〉
・プラント設備工事
・運搬機器設置工事
・内燃力発電設備工事
・集塵機器設置工事
・給排気機器設置工事
・揚排水機器設置工事
・ダム用仮設備工事
・遊技施設設置工事
・舞台装置設置工事
・サイロ設置工事
・立体駐車設備工事

※プラント設備とは、工場設備や生産設備一式のこと
※サイロとは、主に円柱の形をしたセメントを貯蔵しておく貯蔵建築物

工事区分の考え方
●『機械器具設置工事』には広くすべての機械器具類の設置に関する工事が含まれるため、機械器具の種類によっては『電気工事』、『管工事』、『電気通信工事』、『消防施設工事』等と重複するものもあるが、これらについては原則として『電気工事』等それぞれの専門の工事の方に区分するも のとし、これらいずれにも該当しない機械器具あるいは複合的な機械器具の設置が『機械器具設 置工事』に該当する。
● 「運搬機器設置工事」には「昇降機設置工事」も含まれる。
● 「給排気機器設置工事」とはトンネル、地下道等の給排気用に設置される機械器具に関する工事であり、建築物の中に設置される通常の空調機器の設置工事は『機械器具設置工事』ではなく『管工事』に該当する。
● 公害防止施設を単体で設置する工事については、『清掃施設工事』ではなく、それぞれの公害防止施設ごとに、例えば排水処理設備であれば『管工事』、集塵設備であれば『機械器具設置工事』等に区分すべきものである。

れと川さん

給排気機器設置工事と揚排水機器設置工事って、なんか管工事と少し似ていませんか? どういう違いがあるんでしょうか?

尾西行政書士

管工事との違いは次の段落で説明しますね

機械器具設置工事と管工事の違い

機械器具設置工事も管工事も機器を設置する工事という点で似ています。

2つの工事の違いとしては、主に空調機器や排水などの配管を行う工事は「管工事」に該当しますが、トンネルや地下道等の給排気用に設置される機械機器に関する工事は「機械機器設置工事」に該当します。

れと川さん

なるほど、似たような工事でも違いがあるわけですね

尾西行政書士

違いを覚えておくといいと思います

機械器具設置工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、機械器具設置工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可機械器具設置工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・技術士法の機械部門、総合技術監理部門(機械)
・技術士法の機械部門「流体工学」または「熱工学」、総合技術監理部門(機械「流体工学」または「熱工学」) 

【実務経験】
・機械器具設置工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、建築学、機械工学、電気工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の機械器具設置工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・技術士法の機械部門、総合技術監理部門(機械)
・技術士法の機械部門「流体工学」または「熱工学」、総合技術監理部門(機械「流体工学」または「熱工学」)

【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、機械器具設置工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

れと川さん

2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の機械器具設置工事の専任技術者になることができるのですね

尾西行政書士

そうです、特定許可の場合、実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

機械器具設置工事の専任技術者になるのは難しい

機械器具設置工事の許可をとる場合、機械器具の専任技術者が必要です。

専任技術者になるには資格等や実務経験などが必要ですが、機械器具設置工事の資格等は技術士法(機械部門、総合技術監理部門)の合格者のみで、この資格が難易度が高めです。

ちなみに直近年度の機械部門の試験の合格率は以下のようになっています。

令和4年度の技術士、機械部門の合格率
第一次試験:42.3%
第二次試験:17.5%

二次試験の合格率がかなり低いですが、それは二次試験を受けるには技術士補として4〜7年の実務経験を積まなければならないからです。働きながら試験勉強をするというのが、かなりハードルが高いと思われます。

資格が難しいとなると、実務経験が必要になるのですが、機械器具設置工事は軽微な工事が少ない傾向にあり、(機械の代金が工事代金に含まれる為)、機械器具設置工事の許可をもっている会社でないと実務経験を積むのが難しい状況にあると思います。

これらのことが、業種追加する際や、後任の専任技術者をみつけるのが難しい要因になっていると思われます。自社で専任技術者に該当する人がいないようであれば、他社から出向してもらったり、人材派遣の会社で人材を探してもらうのも一つの方法かと思います。(ただし、専任技術者は常勤していることが必須です)

れと川さん

機械器具の専任技術者になるにはハードルが高そうですね…

尾西行政書士

機械器具設置工事の許可をお持ちの会社は、技術者に実務経験をしっかり積ませておきたいところですね

まとめ

<まとめ>
・機械器具設置工事とは、機械器具の組立て等により工作物を建設し、又は工作物に機械器具を取付ける工事
・主に空調機器や排水などの配管を行う工事は「管工事」に該当するが、トンネルや地下道等の給排気用に設置される機械機器に関する工事は「機械機器設置工事」に該当する
・機械器具設置工事の専任技術者になるのは難しい

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
内装仕上工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/02/24/%e5%86%85%e8%a3%85%e4%bb%95%e4%b8%8a%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/ Sat, 24 Feb 2024 05:46:25 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5101

建設業許可業種には「内装仕上工事」という工事がありますが、どのような工事になるのでしょうか? 内装仕上工事の定義について まずは内装仕上工事の定義についてみていきたいと思います。 〈内装仕上工事とは〉内装仕上工事とは、木 […]]]>

建設業許可業種には「内装仕上工事」という工事がありますが、どのような工事になるのでしょうか?

ナツメグ夫人

壁張り工事や防音工事も内装仕上工事になるの?

尾西行政書士

はい、それらも内装仕上工事に該当します

ナツメグ夫人

へえ、他にはどんな工事が内装仕上工事に該当するのかしら?

尾西行政書士

では、今回は内装仕上工事について解説します

内装仕上工事の定義について

まずは内装仕上工事の定義についてみていきたいと思います。

〈内装仕上工事とは〉
内装仕上工事とは、木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上を行う工事のこと

ナツメグ夫人

部屋の内装を仕上げる工事を言うのね

尾西行政書士

その通りです

内装仕上工事の具体例と工事区分の考え方

内装仕上工事の具体例は以下のようなものになります。

〈内装仕上工事の具体例〉
インテリア工事
・天井仕上工事
・壁張り工事
・内装間仕切り工 事
・床仕上工事
・たたみ工事
・ふすま工事
・家具工事
・防音工 事 など

工事区分の考え方
・「家具工事」とは、建築物に家具を据付け又は家具の材料を現場にて加工若しくは組み立てて据 付ける工事をいう。
・「防音工事」とは、建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれない。
・「たたみ工事」とは、採寸、割付け、たたみの製造・加工から敷きこみまでを一貫して請け負う工事をいう。

ナツメグ夫人

防音工事やたたみ工事も内装仕上工事に含まれるのね

尾西行政書士

覚えておくといいですね

内装仕上工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、内装仕上工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可内装仕上工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
・2級建築施工管理技士(仕上)
・1級建築士
・2級建築士
・技能検定 畳製作・畳工 ※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
・技能検定 内装仕上施工・カーテン施工・天井仕上施工・床仕上施工・表装・表具・表具工 

※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・内装仕上工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、建築学、都市工学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の内装仕上工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
・1級建築士

※特定許可の場合、資格のみで専任技術者になるには1級レベルの資格が必要
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、内装仕上工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※1級資格者は実務経験不要、資格のみで可
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

ナツメグ夫人

1級資格がない場合でも2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の内装仕上工事の専任技術者になることができるのね

尾西行政書士

そうです、特定許可の場合、2級資格や実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
・内装仕上工事とは、木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上を行う工事のこと
・「家具工事」とは、建築物に家具を据付け又は家具の材料を現場にて加工若しくは組み立てて据 付ける工事をいう。
・「防音工事」とは、建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれない。
・「たたみ工事」とは、採寸、割付け、たたみの製造・加工から敷きこみまでを一貫して請け負う工事をいう。

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>
防水工事の定義や具体例、専任技術者の要件などについて解説 https://onishi-gyosei.com/2024/02/20/%e9%98%b2%e6%b0%b4%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%e3%82%84%e5%85%b7%e4%bd%93%e4%be%8b%e3%80%81%e5%b0%82%e4%bb%bb%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%80%85%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%aa%e3%81%a9/ Tue, 20 Feb 2024 09:33:38 +0000 https://onishi-gyosei.com/?p=5077

建設業許可業種には「防水工事」という工事がありますが、どのような工事になるのでしょうか? 防水工事の定義について まずは防水工事の定義についてみていきたいと思います。 〈防水工事とは〉防水工事とは、アスファルト、モルタル […]]]>

建設業許可業種には「防水工事」という工事がありますが、どのような工事になるのでしょうか?

猫屋敷さん

防水が目的の工事だったら、どんな工事でも防水工事ってことになるのか?

尾西行政書士

防水目的であれば、どんな工事でも「防水工事」に該当するというわけではありません

猫屋敷さん

じゃあさ、詳しく教えてくれよ、尾西先生

尾西行政書士

わかりました、今回は防水工事について解説します

防水工事の定義について

まずは防水工事の定義についてみていきたいと思います。

〈防水工事とは〉
防水工事とは、アスファルト、モルタル、シーリング材等によつて防水を行う工事

工事区分の考え方
・『防水工事』に含まれるものは、いわゆる建築系の防水工事のみであり、トンネル防水工事等の土木系の防水工事は『防水工事』ではなく『とび・土工・コンクリート工事』に該当する。
・防水モルタルを用いた防水工事は左官工事業、防水工事業どちらの業種の許可でも施工可能である。

猫屋敷さん

へえ、土木系の防水工事は『防水工事』ではなく『とび・土工・コンクリート工事』に該当するんだな

尾西行政書士

建築系の防水工事が「防水工事」で土木系の防水工事は「とび・土工・コンクリート工事」であると覚えておくといいですね

防水工事の具体例について

防水工事の具体例は以下のようなものになります。

〈防水工事の具体例〉
・アスファルト防水工事
・モルタル防水工事
・シーリング工事
・塗膜防水工事
・シート防水工事
・注入防水工事

※モルタルとはセメントに、砂を加えて水で練り合わせたもので、モルタル防水工事とは、建物の屋上やベランダなどに行なう防水工事のこと
※シーリング工事とは、建物の外壁ボード間のつなぎ目や外壁とサッシの隙間など、動きの多い目地または隙間などに高度の防水性・機密性等を確保することを目的とした工事のこと
※塗膜防水工事とは、塗料で行う防水工事のこと
※シート防水工事とは、塩化ビニルシートやゴムシートを下地に貼り付ける防水工事のこと

猫屋敷さん

防水工事にもいろいろあるんだねえ

尾西行政書士

防水のやり方にもいろんな方法があります

防水工事と塗装工事の違い

防水工事と塗装工事の違いについてですが、塗装工事が塗料などで塗装を目的とした工事であることに対し、防水工事は建物を水から守る目的で行われる工事であるという違いがあります。

塗装工事が塗料での塗装を目的としており、防水工事は建物を水から守る目的で行われる
塗装工事…塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗付け、又ははり付ける工事
防水工事…アスファルト、モルタル、シーリング材等によつて防水を行う工事

猫屋敷さん

それぞれ工事の目的が違うわけだ

尾西行政書士

違いを覚えておくといいでしょう

防水工事の専任技術者や配置技術者(主任技術者、監理技術者)の要件

この段落では、防水工事の専任技術者や配置技術者の資格要件をみていきたいと思います。

一般許可防水工事の専任技術者及び、主任技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
・2級建築施工管理技士(仕上)
・技能検定 防水施工 

※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
【実務経験】
・防水工事に関して、10年以上の実務経験がある場合

※実務経験については、土木工学、建築学に関する学科を卒業した場合、高校卒業者は実務経験は5年に短縮が可能、大学卒業者は実務経験期間は3年に短縮可能

<特定許可の防水工事の専任技術者及び、監理技術者の要件>
【資格等】
・1級建築施工管理技士
※特定許可の場合、資格のみで専任技術者になるには1級レベルの資格が必要
【実務経験】
・指導監督的実務経験が2年以上あり、塗装工事業の一般の建設業許可の要件を満たす場合
※1級資格者は実務経験不要、資格のみで可
※指導監督的実務経験とは、元請として請け負った4,500万円以上の建設工事において、その設計又は施工の全般について、主任者または現場監督として、工事の技術面を総合的に指導監督した経験

猫屋敷さん

1級資格がない場合でも2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の防水工事の専任技術者になることができるのか

尾西行政書士

そうです、特定許可の場合、2級資格や実務経験で専任技術者になるには指導監督的実務経験が必須になります

まとめ

<まとめ>
・防水工事とは、アスファルト、モルタル、シーリング材等によつて防水を行う工事
・『防水工事』に含まれるものは、いわゆる建築系の防水工事のみであり、トンネル防水工事等の土木系の防水工事は『防水工事』ではなく『とび・土工・コンクリート工事』に該当する
・防水モルタルを用いた防水工事は左官工事業、防水工事業どちらの業種の許可でも施工可能である
・塗装工事が塗料などで塗装を目的とした工事であることに対し、防水工事は建物を水から守る目的で行われる工事であるという違いがある
・1級資格がない場合でも2年の指導監督的実務経験+一般の専任技術者要件で、特定許可の防水工事の専任技術者になることができる

尾西行政書士

当事務所では建設業許可の代行申請を行っています

]]>